なんかYouTubeのおすすめに和田竜二物語みたいな動画が出てきたので見てみました。
そうしたら、内容の95%がテイエムオペラオーでした。むしろテイエムオペラオー物語といっても過言ではありません。
私は最近競馬に興味を持ったにわかなので、昔の馬だと有名な馬の名前を見たこと・聞いたことがある程度なので、詳細はまったく知りません。
そこでテイエムオペラオーに興味が沸いて調べてみたんですが、いろんな意味ですごすぎますねこの馬は。
要点をまとめると、
・良血馬ではなかった
・誰も競らなかったので開始価格の1000万円で落札
・勝ち上がりも3レース目
・若手の和田竜二(当時21)を乗せるも成績がパッとしないので、馬主が武豊への乗り変わりを求める
・調教師がそれを拒否、気に入らないなら同馬主の馬はすべて転厩しても構わないとまでいう
・馬主もその熱意に負け、渋々? 和田続投を承諾
・その直後から連戦連勝、2000年は8戦8勝、2020年1月現在、日本競馬史上唯一のグランドスラムを達成
とまあこれ以上ない右肩上がりの物語。
特に現代競馬と比べると、
・良血馬ではなかった
・若手の和田竜二(当時21)を乗せるも成績がパッとしないので、馬主が武豊への乗り変わりを求める
・調教師がそれを拒否、気に入らないなら同馬主の馬はすべて転厩しても構わないとまでいう
この辺が特にあり得ないですね。今のJRAは勝利至上主義、エージェント制で乗り変わりが普通です。ブラストワンピース+池添謙一(最近は川田将雅に乗り変わり)などの例を挙げるまでもなく、アーモンドアイ+ルメールみたいな鉄板ペアの方が珍しいくらいですからね。
ただ、こういうテイエムオペラオー+和田竜二みたいな物語をもっと見たいなーという気はしますね。今年初めにあった事故(落馬負傷の三浦皇成騎手、復帰は「3月頃を目指し」 ギプス固定で治療 | 競馬ニュース – netkeiba.com)も、勝利至上主義が一因としてあったのではないかといわれています。事故を起こした大塚騎手(三浦騎手は巻き添え)が功を焦ったのではないかという話。
余談ですが、「テイエムオペラオー 騎手」で検索すると、サジェストで「下手」って出てきますね。
たしかに和田騎手のテイエムオペラオーとそれ以外の成績を比べると、そう思うのもしゃーないという有様ですが。むしろ「テイエムオペラオーに勝たせてもらった騎手」と直接本人にいっても否定しなそうですが。