味が濃い
メルブラまで一週間くらい、なんか2000円以内くらいでサクッとやれるゲームないかなー、とSteamや外部サイトを徘徊。
そこで発見、YU-NOリメイク版。あれ、家庭用で出てたのは知ってるけどSteam版も出てたんだっけ? しかも-70%じゃん! となってなんとなくレビュー欄を徘徊。
私はYU-NO信者で剣乃(菅野)信者でもありますが、特に若い人からすると主人公の性格とか文章とかは受け付けないだろうなっていうのはわかるんですよね。
というか元々味が濃い作品であり作者だから、年齢関係なく合う合わないは個人差が大きい方だと思います。
ただね……(以下レビュー欄からの抜粋を交えます)
かなりクリック数が多く分岐も多いので、純粋にストーリーを楽しみたい人にはおすすめしずらい。
いや、いいたいことはわかるし同意もするけど、「しずらい」ってなんだよ(一応解説しておくと「しづらい」が正しい)。
さらにびっくりしたのが次の記述。
OPや公式サイト(アニメ含む)でネタバレするのはやめてほしかった。
(まぁ正直雰囲気は醸し出していたので、何となくわかりはするが・・・)
あと、OPをきちんと見ないと解けない謎があるのだが、
もうちょっとスローにするなり強調するなりして、気づけるようにしてほしかった。
結局攻略サイトを見て解決しましたが、攻略サイト前提の難易度はいかがなものかと。
OPアニメの手がかりに関しては「それがいいんだよ!」としかいえないし、「攻略サイト前提の難易度」??? たしかにパズル(ピクロス)とか結構難しいかもしれないけど、あの程度で「攻略サイト前提の難易度」とは……
逆に「攻略サイト前提のゲーム生活」になってないと出てこない表現だと思うんですよね、これは。
まあジェネレーションギャップというやつなんでしょうか。
しかも今気づいたけど、このレビュー書いた人、200時間以上プレイしてるし……攻略なしでも30時間で全部埋まるゲームなのに……
このレビューの人が極端というわけではなく、一部の人(たとえば私のような)に持ち上げられているせいもあるんでしょうか、批判が必要以上に攻撃的なレビューが多いですね。
……でもまあこれは自分にも起こりうる症状だからしょうがないかな。「世間では絶賛されてるけど自分ではまったく良さがわからなかったモノ」に出会うとこうなりがち。
余談
史上最高のゲームは? と訊かれれば、私は一番にYU-NOと答えます。
その辺のギャルゲーと違ってちゃんと「ゲーム」になっているし(といっても大半は「文字を読む」ですが)、この作品はゲーム以外の形では表現できないと思うからですね。他の名作ギャルゲーだと、いくら好きなものでも「好きなゲームは?」と訊かれてタイトルを挙げることはないです。
なんでそこまで信心深いかといえば、やっぱりアレしたあとにアレするからなんですよね。他の娯楽だと、動画は残り時間からある程度展開が読めるし、テレビなんてテレビ欄見れば一発だし。
ところがそれは「ネタバレ厳禁」という現代では致命的な弱点になってしまうんですよね。
YU-NOをあの時代にプレイできたのは幸せだったなー、と思います。